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「エレベーター・ファミリー」

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  「エレベーター・ファミリー」
  ダグラス・エバンス 作 / 矢島真澄 絵 / 清水奈緒子 訳
  PHP研究所(2001年) 単行本(ハードカバー) 1200円※絶版
  103ページ

  *子供の気に入り度*★★★★★

  *ふりがな状況*
  「とくべつな設備(せつび)の整(ととの)った、動く部屋(へや)か。この最高級の部屋をかりて
  、バカンスを楽しむことにしよう。わたしたちは、ここに泊(と)まることにする」(P5より) 

  *あらすじ*
  「小さな」住まいが好みのウィルソン一家が訪れたホテルは満室でしたが、そのホテルでとっておき
  の部屋を見つけました。それは「エレベーター」。床に敷かれた絨毯、鏡張りの壁、スピーカーから流れる音楽、そして何より上がったり下りたりする動く部屋!なんて素敵なんでしょう。ウィルソン一家は三泊四日のバカンスを、この部屋で過ごすことにしました。

いつでも客の来訪を歓迎しているウィルソン一家のエレベーターには様々なお客が訪れます。お客は皆どういう訳か、ここが一番落ち着く場所だと思えるのでした。ところがこのホテルで事件が起こりました。そしてその犯人がエレベーターに乗り込んで来ました!



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*補足*
エレベーターに宿泊するという奇妙な設定のお話。「この人たちエレベーターを知らないの?」「ホテルの人たちは怒らないの?」という野暮な質問は放っておいて、楽しもうじゃありませんか!

エレベーターに無いテーブルやイスは自分たちで調達します。食事はエレベーターの電話を使って注文します。ウィルソン一家は超ポジティブな考えの人たち。読んでいてこちらも元気が出てきます。だからエレベーターを訪れるお客さん達も、日頃から思い悩んでいることが癒されていくんですね。面白かったです!



*子供の反応*
次女(小3)に読ませました。時々読めない漢字と分からない言葉が出てきたので、私に聞きながら読み進んでいきました。(本には上級以上と記載)自信を持って星5つをつけてくれました。面白かったようです。今読み聞かせで「ウェイサイド・スクールはきょうもへんてこ」(ルイス・サッカー作)を読んでいるところなのですが、お話のタイプが似ていると言っていました。現実には考えられない設定で、考えられないことが起きる。洋書にはこういった本が多くて良いですね!






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  次女は時々、お話を作って本みたいに書いて遊ぶのですが
  
  最近三女もそれを真似するようになりました。

  タイトルは「ながくつしたぴっぴ どうぶつえんにいく」です。

  たぶんこの間、動物園に遊びに行ったからですね~。








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次女は「はずかしがりやのサンタさん」。

恥ずかしいけど頑張ってプレゼントを作るサンタさんのお話です。

なぜプレゼント作りが恥ずかしいのか!?!?

きっと次女だけに分かることなのでしょう。

次女はとっても恥ずかしがり屋さんなんです。

サンタさんは恥ずかしいけど一生懸命頑張りました!

「私も恥ずかしいけど頑張ってるよ!」というメッセージが込められているんですね。

by narimi1020 | 2014-11-07 07:55 | 中学年*愉快なお話 | Comments(0)